陶酔するようなジンのカクテル香水、ジュニパースリング
お酒から着想を得た香水っていくつかありますが、あのお酒特有の香りって不思議と惹きつけられるものがありますよね。
今回はその中でもジンのカクテルをイメージした香水、ペンハリガンのジュニパースリングについて。
ジュニパースリング(JUNIPER SLING)
ボトルはペンハリガンの伝統的な瓶にシルバーのリボン、シルバーのラベルとクールなデザイン。
ジュニパースリングはペンハリガンでも数少ない布ではないリボンで、キリッとしたジンの香りのイメージに合わせてあるのでしょうか。
調香師は巨匠オリビエ・クリスプ。
オリビエ・クリスプはティエリーミュグレーのエンジェルなどのグルマン系から、ドルチェ&ガッバーナのライトブルーや、ケンゾーのローパケンゾーまでジャンルに囚われない幅広い香調を手がけています。
同じペンハリガンだと、ブランド初のグルマン系と言われる、エキノックスブルームも調香してますね。
ジュニパースリングはロンドンの黄金期1920年代へのオマージュとして、当時を象徴するお酒、ドライ・ジンからインスピレーションを受けたフレグランス。
香調はスパイシー フルーティー ウッディ
ノート:シナモン、オレンジブランデー、アンゼリカ、ジュニパーベリー、カルダモン、レザー、ブラックペッパー、イリスウッド、ブラウンシュガー、ブラックチェリー、ベチバー、アンブロックス
トップからキリリとしたジュニパーベリーやアンゼリカ、シナモンがキンキンに冷えたお酒を口につけた時の瞬間を感じさせ、カルダモンやブラックペッパーのスパイシーさが程よいキレを作り上げる。
レザーは強く主張せず、イリスウッドとともにジュニパーベリーたちを纏め上げ、肌馴染みを良くする。
時間が経つとブラウンシュガーが甘さを出してきて、ムスクのようなアンブロックスが、ジュニパーベリーたちを包み込みセンシュアル感をプラス。
媚びない気品や知性のようなものがあり、女性らしいとか男性らしいとかではなく、この香りを纏った人そのものを魅力的に見せてくれる香水。
そしてどこかアロマティックで落ち着くような香りでもありますね。
わりと季節問わずに使えて、高温多湿な日本でも、スッキリとしていて付けやすい香水だと思います。
お酒を飲まれる方もそうでない方も、この香水の魅力にクラクラと酔いしれてみてはいかがでしょうか。
ジュニパースリング オードトワレ
50ml 15,500円(本体価格)
100ml 21,500円(本体価格)