フィレンツェから届く優しい香り、サンタマリアノヴェッラのマスク
梅雨に入りジメジメした日が続いてますね。
雨の日でも美しく香る香水に、アプレロンデがありますが、もう一つ、同じパウダリー系で、雨の日でも優しく香る香水があります。
サンタマリアノヴェッラ(Santa Maria novella)のマスク(muschio)です。
伝統的なボトル。とても好きです。
元々ついていた丸いキャップを外し、購入した時に頂いたスプレー式のキャップに付け替えています。(元はスプレー式ではないですが、化粧水のように出せる中蓋が付いているので、そのままでも使えます)
世界最古の薬局といわれるサンタマリアノヴェッラ。伝統のレシピで作り続けられている「癒しの芸術品」であるフレグランスは、今なお多くの人に愛されています。
その香水は「オーデコロン」といわれ、天然香料をベースに作られていて、その香り立ちはとってもナチュラル。
サンタマリアノヴェッラといえば、「王妃の水」が有名ですが、その他にも約40種類ほどのラインナップが取り揃えてあります。
その一つ、今回はマスクについて。
マスクの香調は、ウッディフローラルムスク。
フレグランスノートはとってもシンプルで、ムスクとパウダリーノートで出来ています。
一吹きした瞬間は、サンタマリアノヴェッラらしい柑橘っぽさのあるハーブの香りが広がり、その要素を残したまま徐々に、淡くほんのり甘いパウダリーなムスクが出てくる。
それはとても優しく、肌からほわんと、湯上りの蒸気が沸き立つように香ります。
マスクの香料は、サマルカンド近郊に生息する芳香植物から抽出された、貴重なエキスが使ってあるそうで、これがマスクの特徴的なパウダリーを演出しているのでしょう。
ミルクっぽさも感じられるけど、液体というより、粉。粉末状のミルク。
ハーブっぽさは結構長めに続くので、ここがよくあるパウダリーとは一味違った雰囲気になってますね。
まさにマスクは雨の日でも柔らかに、そして雨の日でも、綺麗に香ってくれるパウダリーです。
サンタマリアノヴェッラのオーデコロンは、どれもきつく主張するものがなく、ナチュラル、ハーブ、癒しに拘っているように思います。
今の時期はもちろん、気温が上がってからも纏いやすいものが多いので、気になる方はぜひ、サンタマリアノヴェッラの世界に癒されてみてくださいね。
サンタマリアノヴェッラ マスク
100ml 16,000円(税抜)
癒しの香りで汗も気分もリフレッシュ!ウェルフィットボディーシート
6月に入り、気温が30度を超える日も増えてきましたね。
日中なんかは特に暑くて、ジメッとした空気に肌に張り付いてくる服がなんともスッキリしませんね。
こんな暑さで汗ばむ季節にはボディーシートで体も気分もリフレッシュ!
色々なメーカーさんからボディーシートやデオドラントシートは出ていますが、最近買ったもので香りが良く癒し効果も高いものがありました。
それがアユーラのウェルフィットボディーシートです。
パッケージがとてもオシャレ!
ブルーグリーンカラーで見た目も涼しげですね。
このウェルフィットボディーシート、とても癒し効果の高い香りなのです。
香調はアロマティックフォレスト
香りの構成は、
トップ:フォレストウッディー、リーフィーグリーン、ベルガモット、アップル、ローズマリー、カモミール
ミドル:ローズ、オレンジフラワー、ジャスミン
ラスト:サンダルウッド、シダーウッド、ムスク
ボディーシートですが、香調がしっかり作られてますね。
森林香気成分が配合されており、まるで森林浴してるかのような清々しい香り。バスクリンっぽさも感じます。
香りの系統は同じアユーラの香水、スピリットオブアユーラやナイトメディテーションを連想させるアユーラらしい香り。
肌に滑らせると優しい清涼感があり拭き取った場所がスースーして気持ちがいい。(ただ他のボディーシートに比べると清涼感は控えめかも)
シートは丈夫に作られていて、手足やデコルテなど、全身拭いても破れることはなく、メッシュ状の網目で汗や皮脂や付着した汚れをしっかり拭き取ってくれます。
これからの季節、通勤やレジャー、ジムのお供に手軽にリフレッシュ出来て重宝しそう。
お出掛けの時にバッグに忍ばせておきたい1つですね。
ウェルフィットボディーシート
15枚入 750円(税抜)
暑くても軽やかにグルマンを纏いたい!ラブドントビーシャイオーフレッシュ!
私は所謂グルマン系と言われる香りが大好きです。
グルマンとはフランス語で食いしん坊や食い道楽を意味する言葉で、その名の通り思わず食べたくなるような、甘くて美味しそうなスイーツや、砂糖たっぷりのお菓子をイメージさせる香調です。
バニラやチョコレート、キャラメルやキャンディのような甘い香りは、嗅げば忽ちとっても幸せな気持ちになります。
が、同時に好き嫌いが分かれやすい香調でもあり、ましてや湿度の高い日本の夏では付け方を間違えると大惨事になりかねない香りでもあります。
しかし季節が変わっても、ふとこういった甘い香りを纏いたくなる時があり、そんな時でも付けやすく優しい甘さで包み込んでくれる香水が、 キリアンのラブドントビーシャイオーフレッシュです。
Love by kilian don't be shy eau fraiche
キリアンならではのラグジュアリーさはそのままに、ボトルが他のキリアンのものと違い磨りガラスになっていて見かけも涼しげで素敵。
ゴールドのラベルやキャップとのコントラストも良いですね。
オリジナルのラブドントビーシャイをより爽やかにして限定で発売されたオーフレッシュですが、ラブの良いところと、爽やか系フレグランスの良いとこ取りをした香水で、まさにこれからの季節でも纏えるグルマンといえます!
オリジナルのラブはもちろん大好きなのですが、これからの時期にはオーフレッシュの甘爽やかさが重くなく綺麗に香ります。
香りの構成は、
トップ:ネロリ、プチグレン
ハート:シャクヤク、フリージア、ジャスミン
ベース:マシュマロ、ムスク
となっていて、調香師を担当したのはオリジナルのラブと同じくカリス・ベッカーが務めています。
こちらの香り、一言で言うととても柔らかいマシュマロノート!
一番強く出るのはやはりマシュマロで、ベースに一貫してムスクが存在。
ネロリのアロマティックな爽やかさに、甘めのフローラルが重なり合い、砂糖菓子のような甘さはあるものの、重さはまるで感じず包み込むように優しく香る。
オリジナルのラブとの違いは、ラブで主張するキャラメルやラブダナムがなく、コリアンダーやピンクペッパーのスパイシーさもないので、ガツンとしたインパクトはだいぶ抑えめになっているところ。
このインパクトはオリジナルのラブの良さですが、それをあえて控えめにし、高温多湿な日本でも軽やかに纏いやすく非常に使いやすい。
とはいってもオーフレッシュに仕上げてある オードパルファム なので、持続性はありしっかり香ります。
どの香水にも言えることですが、付けすぎや付ける場所には注意が必要。
しかし私にとって大好きなグルマン系香水であるキリアンのラブを纏いやすく仕上げてあるのはとても嬉しい…!
この夏も周りには配慮しつつ、甘い香りも楽しめていけたらと思います。
グルマン最高。
いい香りで尚且つ髪も元気に!ミルボンのルミナスソフトニングオイル
今回は香水ではないのですが、日常で使ういい香りのものってテンション上がりますという話。
皆さまはヘアケアってされていますか?
一言でヘアケアと言っても、シャンプーの洗い上がりや香り、効果、プラスケアでトリートメントを使うなど、選ぶ時には様々な選択肢がありますよね。
髪ってカラーリングやパーマ以外でも、紫外線やアイロンなどのヘアセットで、常にダメージに晒されてます。
それで日々のケアをされてる方も多いと思うのですが、私もトリートメントで愛用してるものがいくつかあって、 その1つがグローバルミルボンのルミナスソフトニングオイルです。
このヘアトリートメントが効果、香りともに抜群に良いのです…!
ルミナスソフトニングオイルはミルボンと言って、主にサロン専売用のヘアケア製品を取り扱っている会社の商品です。
ミルボンの製品は美容師さんたち髪の専門家から絶大な支持を受け、個人店から大手まで色んな美容室が取り扱っているので、ご存知の方も増えていて、ヘアケアといえばミルボンって方もいらっしゃると思います。
このトリートメントだけでなく、グローバルミルボンというシリーズ全てのラインナップには、毛髪内密度を高める 《SSVRシルク》 を配合しています。
日々のダメージで髪内部のタンパク質や脂質が流出し、棒状空洞化という現象が起こり、それにより髪内部がスカスカになりハリやツヤが失われ、枝毛や切れ毛等痛みの原因になってしまいます。
それを防ぎ修復してくれるのが《SSVRシルク》
髪の外側だけでなく、内側から髪本来の美しさへと導いてくれます。
ちなみにこの棒状空洞化を発見したのはなんとミルボンが 世界初 だそう!
私が使っているルミナスソフトニングオイルはスムースシリーズの1つ。
普通毛〜硬毛の方向けなもので、軋みを無くしてツヤを出し、サラサラな指通りを叶えてくれます。
グローバルレベルの効果もさることながら、私が気に入っているポイントが、その香りの良さです!
スムースシリーズの香りはFloral Breezeといって、スズランとジャスミンらしく、何とも甘爽やかでうっとりする香り…!
タオルドライした髪に使うのですが、手に取り髪の毛に馴染ませる瞬間や、ドライヤーで乾かしている時などにフワッと香り癒されます。
やはり日常で使うものも、香りが良いものだと使用時にテンションが上がりますね。
ちょっとしたことなのかもしれないですが、お風呂上がりのついつい髪も乾かさずにダラけたい時にも、一手間のケアが楽しくなります。
こういう小さな幸せが、面倒臭がりの私でもケアしなきゃ!と思わせてくれる秘訣かもしれないです。
ミルボン ルミナスソフトニング オイル
120ml 3,000円(本体価格)
グレープフルーツの果汁感たっぷり、アクアアレゴリアのパンプルリューヌ
日に日に暑くなってきて、シトラス系の香水を使いたくなりますね。
シトラス系のものでずっと無くならないで欲しい香水があるのですが、
それがゲランのアクアアレゴリア、パンプルリューヌ。
AQUA ALLEGORIA Pamplelune
ゴールドで蜂の巣をイメージしたボトルが個性的で美しい。
ゲランにはシャリマーやミツコ、サムサラなど名香揃いの中、私が初めて行ったゲランのカウンターでぱっと見のボトルの可愛さに惹かれ、最初に手に取った香水がパンプルリューヌでした。
これまでも香水は好きで、色々使ったりしてたのですが、今思えばこのパンプルリューヌこそが香水の面白さ、奥深さにハマるきっかけだったと言っても過言ではございません。
パンプルリューヌは1999年発売で、ハーバフレスカと並んで初期からあるアクアアレゴリアの1つ。
それ以前の香水といえば、甘く濃厚な香り、重さのあるパウダリー系が主流だったのですが、世間がより軽やかで親しみやすい香水を求めだし時代の流れを感じます。
香調はフルーティ シトラス
トップ:レモン、ベルガモット、グレープフルーツ
ミドル:ネロリ、ブラックカラント、プチグレン
ラスト:パチュリ、バニラ
調香師はゲラン一族の天才調香師、ジャン・ポール・ゲランと、現在はカルティエの専属調香師でもあるマチルド・ローランと豪華な組み合わせ。
その香りはというと、ひと吹きすれば香る力強く生き生きとしたグレープフルーツ!
それも果汁を包む皮の苦味までも感じられるジューシー感で、辺りが一気にグレープフルーツの果樹園になったかのよう。
なんてフレッシュでスッキリする香りだ!なんて柑橘系香水にありがちな感想を思っていると、今度はだんだんとグレープフルーツの果肉と皮をそのままに、それをギュッと詰め込んだジャムのようなしっとりとした甘さへ。
バニラも出てくるのですが、皮の苦味やフローラルも感じられるので、重たすぎることはなくセンシュアルに香る。
朝一番で付けてもスッキリとした気分になるし、もちろん夜に使っても疲れた気持ちがスッとリフレッシュ出来る香り。
パンプルリューヌに出会うまで、シトラス系は軽い、フレッシュなだけというイメージがありましたが、これだけ表現し、柑橘の甘酸っぱさ、苦味、フレッシュ感って同時に再現出来るんだ!シトラス系って大人っぽくもなるんだ!と感動したのを覚えています。
シトラス系の香水でも、香料とのバランスによって奥行きが出るのですね。
そんなこともあって、香水って面白い!まだまだ知らない香りに出会ってみたい!!と、この時、そして現在も強く思います。
まだまだこれから色んな香りを開拓していきたいですね。未知の香りに出会う瞬間ってとてもワクワクしますから…!
アクア アレゴリア パンプルリューヌ
75ml 8,900円(本体価格)