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香水とか香りのブログ「ギンコの香リズム」

ただの匂いフェチが拙い文章で語る香水とか香りの色々

美しい薔薇には棘がある、だからこそ惹かれるラフィーユドゥベルラン

薔薇の香水は数あれど、その中でも衝撃的な存在感を放つものがあります。

 

その香水こそセルジュ・ルタンスのラフィーユドゥベルラン(ベルリンの少女)です。

 

Serge Lutens La fille de Berlin

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セルジュルタンスの香水のボトルはシンプルながらも洗練されたデザインに統一されていて、液体のカラーと香りによってそのストーリーが込められています。

 

調香したのはシャネルでも活躍しているクリストファー・シェルドレイク。

 

まずラフィーユドゥベルランの香り、一言でいうとめちゃくちゃカッコイイ。

最初にこの真っ赤に染まった血のような液体から香るのは、スパイシーな薔薇とペッパーの刺激的な香り。

薔薇といってもフレッシュな摘みたての可愛い薔薇というより、厚みと存在感のある芯の通った薔薇。

 

時間が経つとスパイシーさはトップよりも落ち着き、薔薇と甘酸っぱいベリーが混ざり合うと同時に、密かに続くスパイシーさが金属的な冷たい印象を持たせなんとも上品に香る。

 

最後の方になると、石鹸のようなフンワリとした残り香が心地良い。

 

ラフィーユドゥベルランは激しい情熱を感じさせ、ひとたび纏うと美しい記憶として脳裏に焼き付けるような魅力的な香水。

 

個性はあるのに煩くない香り。

 

人物像は胸に熱い想いを秘めているが、外見は落ち着いているような印象。

 

薔薇=女性というイメージが多いと思いますが、このラフィーユドゥベルランは男女問わずお使い頂けると思います!

 

セルジュルタンスの香水はどこか詩的というか、文学的というか、一つ一つが本のように物語を紡いで表現されているようだと感じます。

 

だからこそセルジュルタンスの世界観に惹き込まれるし、魅了されるのでしょうね。

 

ラフィーユドゥベルラン オードパルファム

50ml  13,000円(税抜)

100ml  20,000円(税抜)